2008年に初めてブラジルに行ったときのこと
成田空港に着いてチェックインした際、インターネットで予約していた席が非常口窓際だったので英語がネイティブ並みにできないとこの席は使わせない旨をカウンターの日本人の女の子に言われたところからこの事件が始まりました。
すったもんだの末、足元が広ければ非常口でなくても良いと私が折れて席を変わることになり無事チェックインは済んだように思われました。
そこでチェックインカウンターの女の子が私のパスポートを手渡しせずカウンターに置いてしまったんですね。後で聞いた話ですが…
私はボーディングパスを受け取ってゲートに向かおうと一方踏み出した際、パスポート返してもらっていないことに気が付きました。
すぐに振り向き先程の女の子にパスポート返してくださいと言いました。
女の子は「返しましたよ」
私「いやまだ返してもらってないよ」
そこからは、返しました返してもらってないの押し問答が始まりました。
もちろん私は機内持ち込みのカバンの中を全てぶちまけパスポートが入っていないことを表明したし、せっかく預け入れが終わった私の大きな大きなスーツケースも戻されスーツケースの中に入っていないかどうかも調べられました。
もちろん入っているわけありません。
そこからもコンチネンタル航空の地上スタッフ全員がカウンターの床に這いつくばり私のパスポートを探すことになりました。預け入れ荷物の載せるベルト・コンベアの下も剥がして隙間から落ちていないか調べました。
それでも私はパスポートが見つかりませんでした。
不思議なことに、私は妙に落ち着いていました。
何故かわからないけど、私のパスポートは盗まれたわけではない
と言う妙な確証がありました。
必ず戻ってくる
何故かわからないけど自信がありました。
しかし飛行機の出発時間は迫っています。チェックインカウンターは閉まりました。私は近くの椅子に座らされて何時間も待たされています
とうとう私が乗る予定の便の出発ゲートで一人ひとりのパスポートをチェックし始めました。
すると、、、
チェックインカウンターに連絡が来ました。出発ゲートで私のパスポートを持っている人が見つかりました。
その方はなんと、自分のパスポートと私のパスポートの2冊を持っていました。
事件のいきさつはこうです
1、地上職員が私のパスポートを直接手渡しではなくカウンターに置いた
2、私がいたカウンターのすぐ近くに自動チェックイン機があり、その自動チェックイン機でチェックインをした他のお客様が私のパスポートを自分のパスポートと間違えてカバンに入れた。
たったこれだけのこと
タイミングがあったと言うだけのこと
私はこの事件でパスポートから絶対目を離してはいけない
それから
自分の直感を信じる事は本当に大事
そう確信しました。
結局、私は無事に予定していたニューアーク行きのコンチネンタル航空に乗ることができました。
実は出発時間ギリギリで、片手に無線機を持った地上職員さんと成田空港内を全力疾走しました。
これ実は一回やってみたかったんです。
そしてもう一つ夢が叶いました。
パスポート紛失のお詫びにと、エコノミーだった私の席がビジネスファーストクラスに変更されました。
コンチネンタル航空のビジネスファーストクラスの席はとても素晴らしかった。隣の席も空いていて私専属のCAさんがずっとつきっきりでお世話をしてくださいました。
ウェルカムシャンパンが美味しくて飲み過ぎて酔っ払って寝てしまい、起きたらニューアークでしたが(爆笑)
seislios
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