8/1の夜、中央線内で実家からの電話が鳴り響く*再掲載

投稿日:

*この記事は2017年8月7日にアップしたものです

満員の中央線の中、黒電話のリンリンという着信音が鳴る

慌ててi-phoneを覗くと実家からの電話

こんな時間に?

・・・嫌な予感がする

周りの冷ややかな視線を無視して電話に出ると

「もしもし、、、お姉ちゃん?」・・・電話かけてきたことなんか一度もない弟の声

嫌な予感的中か、弟の声は震えている

「お母さんが交通事故で、、、、で、、、、それで、、、、、、」

正直なとこ 弟が何て言ってたのか覚えていない

私は「分かった、今から行くから。〇〇病院だね。〇〇病院だね。」

それを何回も何回も繰り返した気がする。

そのあとの記憶はほとんどない

駅から吹っ飛んで帰って、スーツを着替えリュックにスマホの充電用ケーブルを放り込む

あっという間に、また荻窪駅

東京行きの中央線の中で高速バスを検索、時刻と乗り場を確認するけど

慌ててなかなか見つからない

行き先が実家じゃなく病院でいつも乗るバスじゃないし

新宿発があるけど、乗り場がわからない。

どうしよう、もう新宿駅に着いちゃう

到着時間が変わらないから、乗り慣れている東京駅からバスに乗り込む

緊張して緊張して、背もたれに寄りかかることもできずに

ものすごく長く感じた東京駅から木更津駅まで道のり

木更津駅に着く頃には、緊張がピークで肩の筋肉がパンパン

タクシーで病院に向かう途中ずっとずーーーーーっと思ってたこと

頼むから、生きてて

救急の入り口から入って母の名前を言い、確認を取ってもらっている瞬間

ほんの数秒感なのにものすごく長く感じて

何か言われることが怖くて、思わず拳をぎゅっと固く握り締めていた

 

 

 

 

The following two tabs change content below.

seislios

自由でお金のかかないひとり旅が大好きで セールスパーソンをしながら、1年のうち4週間以上旅に出ています。 美味しいものとワインが大好き 得意料理は皮から作る餃子です。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください