西表島の秘境を行く誕生日前日

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2025年10月10日55歳最後の日

思いつきで来た西表島で

なにか初めてのことをしようと思いつく。

シーカヤックで海を渡り川を登って滝に行く秘境ツアー。

濡れないようにスマホケースはAmazonで買った。

当日朝8:50に宿のドアの前にお迎えの車が来て白浜港へ

ライフジャケットを借りてパドルの使い方のレクチャーを受けて出発。

どんなところに行くのか分かっていない私。

先ずは目の前の湾をガイドさんと漕ぐ。

パドルを水に刺すように入れればいいんだな、よしよし

水をとらえた感触がなんとも楽しい。

2人で漕ぐからか、ガイドさんが上手なのかあっという間に

湾を渡って川に入って行く。

両岸見渡す限り全てマングローブの林

マングローブって木の名前ではなく、海水と淡水に適応した木のことをマングローブというらしい。初めて知った。

そのマングローブだらけの川をギリギリのところまでカヤックでゆく。

もう無理だなというところでカヤックを降りる。

といっても陸ではなく、水の中。

思ったより深い。

冷たい濁った水が鎖骨あたりまできている。

足裏で探りながら慎重に歩くと時々ボコっと深くなっている。

足がつかなくなってきた。

ガイドさんが「大丈夫?」と聞いてくれたが大丈夫じゃない。

「なんか嫌だ。」と正直に伝える。

こう言う時、絶対に無理をしてはダメだと知っている。

特に自然を相手にしている時は。

彼は自分の背負っていた黄色い大きな防水バッグをくれて

これが浮力になってぷかぷか浮くようになった。

普段はこんなに深くないらしいけど、満潮だからかな

想像より深くてしばらく川をゆらゆら泳ぐことになった。

流れが全くないのがせめてもの救い。

しばらくは海水で温かかったけど、徐々に水が冷たくなり

ずっと浸かっていると寒くなる。

陸に上がってトゲトゲのアダンを避けたり

笹みたいな植物をかき分けて歩くのもなかなかキツい。

道なんて全くないし目印もないし

ガイドさんのアプリと記憶だけが頼り。

まあ川を見失わなければ大丈夫なんだろうけど。

かれこれ森の中を3時間以上歩いて12時過ぎたところで

ガイドさんが「行き過ぎたかも、、、」

え😨

「さっきの分岐点で間違えたみたい。」とガイドさん

「あっそう、じゃあそこまで戻ればいいんだね。」と私

行き過ぎたと聞いて、不安にならずむしろホッとした。

まだまだよりずっといい。

軌道修正してから割とすぐ、かすかにドドっドドっと滝の音

ガイド君が指差す大きな岩陰の向こうに

お目当ての『トゥドゥルシの滝』がちらっと見えた。

あともう少し

大きな岩を登ったり降りたりすり抜けたり

ボルダリングやってて良かったと思った。

滝に到着

感動したと言うよりホッとしたかな。

漕いで歩いて泳いで登ってきた充足感がいい。

座り込んだら立てなくなりそうだった。

滝に入ってみたけど、水は冷たくて下ヌルヌルで心許ない

それよりも人が入ってこない森、見たこともない植物

蝉の声と滝の音に何もかも忘れて浸る。

といっても15分くらい

空が曇ってきたのでガイド君に「帰ろうよ。」とお願いする。

寒いのが苦手で体が冷えるとやる気がなくなるから

早い時間に帰り着いた方がいい。

帰り道はびっくりするほど短く感じた。

途中でガイド君が泥に腰まで浸かってしまったり、

疲れが出た私は岩に足を取られて何度か転んでしまったけど

繋いでおいたカヤックを見つけた時は心底ホッとした。

さあ、あとは漕いで帰るだけ。

川を下るからおもしろいくらいスイスイ進む。

あっという間に海に出て、白浜湾をカヤックで横断。

朝と明らかに違いのは海の深さ。

びっくりするくらい浅い。

浅過ぎて気をつけないとパドルを折ってしまいそう。

そして15:00過ぎに無事帰還。

全身びしょ濡れ、足はどろどろ、右手の親指付け根はパドルで擦りむけ

55歳最終日の冒険、とっても楽しかった。

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seislios

自由でお金のかかないひとり旅が大好きで セールスパーソンをしながら、1年のうち4週間以上旅に出ています。 美味しいものとワインが大好き 得意料理は皮から作る餃子です。

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